身の丈に合う生活、とは?
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最近、お仕事の引き抜きを受けていて迷っている。
地方都市でのお仕事、やりがいもありそうなスタートアップ。真剣に悩み中。
仕事内容はさることながら、魅力的に感じているのは地方都市での生活。
私は今現在東京に住んでおり、その前は大阪に住んでいた。
日本の二大都市にて生活をしてみて、憧れていた都会生活への夢は消えた。
どちらもオシャレな街でオシャレな人、都会ならではのお互いに干渉し合わない人間関係は魅力的だったものの、ずっと住み続けたいかと問われれば、かなり微妙というのが私の結論。
微妙に感じるいちばん大きな理由はやはり物価。何をするにも高い!田舎から来た私は静かに震えた。
ごはんを食べるにも、賃貸を借りるにも、すべて田舎と比べるとお金がドンドン飛んでいく感じは否めない。
どちらにしてもピンキリで、たくさんの選択肢から選べるので、一口に物価が高い!というのは乱暴かもしれないけれど。
それでも、もう30代半ばの私が毎日毎日格安のチェーン店ばかりで食事をするには健康的ではないと思う。
となると、超高級とは言わないまでもしっかりバランスの良い食事が出来て、ゆっくり座って食べられるお店・・となると、やはり田舎の同クラスの価格からすると、高く感じてしまうのだ。
賃貸でお部屋を借りる時にも同じことが起きる。
そこそこ広くて、便利な場所で、、と探していると、気づけば今住んでいるマンションは田舎に住んでいた時の物件の2倍ほどの賃料。
もっと安いところに住めばいい、と言われればそれまでだけど、私なりの一番いい選択肢がこれだったのだから仕方ない。
それで、失った分を取り戻そうと、なるべくたくさん自炊をしておうちごはんを楽しんでいる。冷やし中華、始めました。
にしてもなんでもないスーパーの野菜の値段、お肉の値段・・・!
野菜たっぷりのヘルシーな食事をしようと思うと少しずつの値段の高さも気になります。
と、都会の物価の高さに驚きと愚痴が止まらないわけですが・・・。
これらのすべてが、理由はわかっていて。
それは、私が「身の丈に合った」生活が出来ていないからだと思います。
いまは年収500万円前後、それであれば田舎では十分今の暮らしで問題なかったのであるが、都会ではもう少し生活のランクを落とさないと「身の丈にあっていない」ということになるようで。
頑固な私は、なんだか少し、納得がいかない。
私がサラリーマンをしている限り、いきなり年収が倍になることはないだろう。ということは、微増する年収に合わせて、つまり年齢に合わせて、少しずつ少しずつ生活ランクが上がっていくということ。
でもそれって変だ。
今の年収でも、住むところを田舎にすれば十分に満足いくレベルの生活ができるのだから。年齢に関わらず。
仕事によってお給料が決まって、それによって生活レベルが変わるのは当たり前だとしても。
その前の、仕事を選ぶ段階において、住む場所を選ぶ自由は私のものでしょ。
だったら、私は田舎に住みたい。
田舎に住んで、オシャレなカフェやセレクトショップはなくとも、住む家とごはんに我慢しない生活がしたい。
そんなことを考えています。
なので、今回の地方都市での勤務はかなり前のめり。ほかの色々な条件をよくよく吟味して、前向きに考えたいと思っています。
ちなみに、この写真たちは最近食べた、大好きなケーキたち。
東京に来て、今までチャンスのなかったオシャレな(そして超高い)ケーキもいろいろ食べてみたけれど。
やっぱり落ち着くのは、昔から食べ慣れた全国にある「HERBS」のケーキ。
ここのケーキで十分、最上級の幸せを感じられる私。地方でいいじゃん。
海外パティシエがなんぼのもんじゃい。
これが私の理想の「身の丈」です。