退職の申し出。緊張の戦い
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昨日、会社を退職しニートになる宣言をした。思い立ったが吉日(決断したという意味)ということで、早速上司に面談を申し出た。
正午からアポが取れ、会議室に。
午前中から、いやなんなら前日の夜から胃が痛む。リアルに戦い(上司への退職申し出の意味)を想像すると動悸も。
小心者なんです。
ちなみに正午からだったので、胃がキリキリ痛む中お昼ご飯を早めに食べた。大好きなお蕎麦屋さん。
いつもは優しい味だと感じるけれど、昨日はなんだか棘のあるように感じた・・・。
といいつつも完食。ふー。
緊張でモノが食べれない、と食事を抜くタイプの人もいるけれど、私は断然、食べる派。
お腹がいっぱいにならないと底から力が出ない。何かあった時に踏ん張れないと思うのです。
それに、お腹いっぱいになると頭がボーっとして、一瞬緊張を紛らわせるしね・・・。
さて時刻ぴったり、
会議室にやってきた上司は、私が退職を申し出ることは全く予想していない様子。
とはいえ、全く察していないわけではなく。
私になにか不満があって、その話でも聞きに来た・・と言った様子の表情。
私の上司は、悪い人じゃない。
部下の話を聞く時間をこうやって取ってくれるし、一対一で話すとなかなか寄り添ってくれているように感じる。
いわゆるTHE・日本の上司!という感じで、宴席大好き、慕ってくれる部下大好き、上下関係大好き、な人。
私はそれが合わなくて、飲みに誘われても断っていたけど、でも悪い人ではなかった。
「で、どうしたの?」
と聞かれる。
あまり深刻にすると長引いてしまうので、ちょっと食い気味くらいに答えた。
「退職をしたいと思います。」
あっ、と思う。
「迷っている素振りを見せるのはNG」と、直前に見た「スムーズな退職の切り出し方」のWEBページに書いてあったことを思い出したからだ。
こういうのをチマチマ見るあたりが弱虫ですね。
「ぁの・・・、きめました」
何をキメたのかというほどちっさい声で、決めたという意志を追加で呟いた。
我ながら変。
「そうかあー」
と、笑って困ったような表情の上司。
そのあとは、いつから考えてたの、とか、この後どうするの、とか軽く一通りのことを聞かれた。
あまり理由を詮索するのはNG、とサイトには書いてあったけど、こちらが想定して用意していた程度の質問をされた。
私も事を荒立てないように、まあ想定されるような差し障りのない事を答える。
まあ辞める人間と、コアな話をしてもしょうがないので、こういう表面的な話になるんでしょう。
幸い無理な引き留めもされず、直属上司との面談は終わった。
まだ細かな調整や引き継ぎはあるけれど、それはこの先やっていけばいいわけで。
会議室を出て自分のデスクに。
とたんに全身、止まっていた血が流れるのがわかる。
戦いは終わった!
肩から全身力がぬけ、ホーーッとした午後でした。
そして仕事の合間に思い出すのはこの会社での良かったこと。
悲しいとか、悔しい体験もたくさんあったはずなのに、自分から去るという申し訳無さもあってか、なんだか全部が良い想い出に書き換えられてきたぞ。
人間の記憶なんて信用ならないモンですね。
言う前は不安いっぱい、
言った後は感謝いっぱい。
兎にも角にも、
これで晴れてニート。
お疲れさんでした。