にまこのぶろぐ

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*30代美容好き独女のシンプル&ミニマルライフ*          

恋多き、バイセクシャル

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異性、好きですか。

私は好きです。女なので、かっこいい男の人が大好き。

でも、かわいい儚げな女の人も大好きです。

 

私はストレートからバイセクシャルになった。それで、同性のパートナーと生きていくことにしている。なぜそうなったか、今までを振り返って書いていこうと思う。

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バイセクシャルとは何だろうか、と自分がその立場になっていても未だにぼんやりしている。最近はLGBTQなどと言い、性の分類はどんどん増えていき、市民権を得つつある・・と思う。

 

私はそういった人達の中に入ると、「元ノンケ」という分類になるようだ。

ノンケとは、つまりストレートの人のことで、世の中の大多数の、いわゆる体と性の意識が合っていて、かつ異性が好きという人達。

 

私も元々は「ノンケ」だった。

男性が大好き。私の好みは顔ではなくて、生き方がカッコイイ人が好き。

独立して起業している苦労人なんかがTHE・マイタイプ。

20代の時には、モテの黄金期がきていたので、そりゃもうたくさんの恋愛をした・・・。

 

けれど、ある一人の女性と出会い、恋をした。

 

それが現在一緒に暮らすパートナーで、普通に愛し合っている。

(出会った頃ほどの熱々ではないけれど、まあそれも、普通の男女カップルと同じです。)

パートナーのぴーさんは、バリバリのレズビアンで、見た目もボーイッシュな人。

そういう人たちの言い方でいうと、「ビアンでボイ」(レズビアンで、ボーイッシュな見た目の人)もしくは「中性」という。

職場でも堂々とカミングアウトをしていて、不思議な雰囲気を持った彼女と仲良くなり・・・、まあアレコレあって、カップルになったわけです。

 

で、晴れて私は「女の子と付き合う女の子」になったわけだけど、じゃあ男の人に一切そういう感情を持たなくなったかというと、決してそういうわけではない。

 

素敵な男の人にちょっとイイ雰囲気を出されたり、嬉しくなるような言葉をかけられるとホワッとピンク色の気持ちになるし、好みのタイプの人を見ると嬉しくなる。

まあピンク色の気持ちになったり、嬉しくなったところでパートナーのぴーさんがいるので、ナニかが起こる、ということではないんだけど、やっぱり私は男の人「も」好きなんだなーと実感するのである。

 

そしてさらに、不思議なことに、同性のぴーさんと出会ったことで、なんと私は同性にも同じようにピンク色の気持ちを持つようになったのである。

街行くかわいいタイプの女の子を見ると、「かわいいなあ」と思ったり、一緒にご飯を食べている妄想をしたりしてしまう(もちろん、妄想だけです)。

 

ちなみに、よく友人がゲイやレズビアンだったとわかった瞬間に、「もしかして俺/私のことそういう目で見てるんじゃ・・」なんて思うストレートの方もいると聞きますが、はっきり言ってありません。あんまり思い上がらないでいただきたい。そして、私たちマイノリティは色情魔ではない。

今や男女、地球上の全ての人類が恋愛対象になった私とはいえ、タイプってものがあります。よって、こちらが何もなく接しているうちは、その人に対してそういう気持ちを持つことはありませんので、ご安心あれ。

 

さて、今もお伝えしたように、私は「地球上全ての人類が恋愛対象」になったわけである。もちろん今もぴーさんが大好きで、一緒に暮らしてはいるが、自分が女の子と恋愛対象になった時に感じたのは不思議と、「自由だー」という気持ちだった。

 

当時私は26歳くらいだったと思う。

そろそろ結婚する相手を見つけなければ、と思っていたし、仕事をするにも何をするにも、「そのうち結婚して、子供が生まれたら仕事も一度休んで子育てするんだわ」と思っていた。だから、何だか数年先の予定が決められているようで、自分の人生が自分の選択によって自由に選べるということを忘れてしまっていた。

加えて、身近にイイと思える男性がいなかったこともあり、「早く出会って、早く結婚して・・」と焦っていた気持ちもあった(田舎出身なので、結婚志向が高かったのです)。

 

それが、ぴーさんと出会い、ずっと一緒に生きていきたいと言われた時に、何だか視界がブワッと広がった感じがした。

 

レールに乗らなくてもいい。結婚も、自分の選択で決めればいい。自分の一緒にいたい人と、一緒にいたい時に好きなぶんだけ一緒に居ればイイ。

そんな自由を手に入れたような気がして、ネガティブなことは全く感じなかった。

 

今はもうその出会いからかなり経って、自分がマイノリティーになったことでのデメリットも少しだけ感じている。

例えば、両親にまだカミングアウト出来ていないこと。

周りが子供を育てている中、私たちには自分の血をつなぐ子供を持つことが出来ないこと。

結婚が出来ないこと。

 

そんないくつかのデメリットは思いつくし、そのデメリットを少しでもなくしていくために努力されている団体の方々がいるのもよく知っています。

 

でも、私にとってあまりそれらは重要ではなくて。

やっぱり、今までたくさんの男性・女性を見てきた中で、一番好きだと思えるパートナーと一緒にいられること、そしてその選択肢を「自分が選んだ」こと。

そういったことに、なんだかすごく満足しているのです。

 

今のところは、ずっとずっと今のパートナーと老いていきたいけれど。

もしかしたらこれから、すっごく悲しい別れがあって、私は男性とやっぱり結婚して子供を産むかもしれないし。もしくは他の女の子と付き合っていくかもしれないし。

 

でもやっぱり、その時も「選択肢の中から、自分が選んだ」と自分の人生に満足できるだろうと思う。なんてったって両方OKなんだから、その選択肢は多様だ。

 

恋多きバイセクシャル。そんな自分に変われてよかった。