浮気する人の気持ち、わかる
スポンサーリンク
つい最近、海外での出張があり、1週間ほどパートナーと離れて過ごした。
出発する前日は、それはそれは悲しくて、たった7日間と頭では理解していても
悲しくて仕方がなかった。寂しかったし、出張なんて引き受けなければ良かったと思った。
・・・ところが、である。
そんなパートナー不在の悲しみは何処へやら、初めて訪れる海外での1週間を、とても楽しんできてしまったのである。
ひどいと思われるかもしれないが、一緒に同行した別会社の男性に少しときめきすらして、久しぶりのシングル気分に浮かれてしまった。
いつそうやって気持ちが切り替わったか?と言われれば。
出発日、日本の最寄りの駅までパートナーに送ってもらい、姿が見えなくなるまでバスから手を振った。早朝の出発だったのに、送ってくれる優しい人なのである。
そして、パートナーの姿が見えなくなった瞬間、不思議なほどあっさりと、「先一週間におけるパートナーの存在」は私の中から消えてしまったのである。
これって恐ろしいことだと思いませんか。
「離れるなんて辛い」と、泣く泣く出発した彼女が、自分の手元を離れた瞬間にガラッと切り替え、自分のことなどいなかったように考えているのだから。
自分が逆の立場だったら、と想像すると辛すぎる。
だから、この不思議な感覚は一生心の中に秘めておこうと思う。
さて、1週間のシングルでの海外旅行(出張だけれども)はとても楽しかった。
美しい街並み、新しい出会い、外国語での会話と生活。
自分が入れ替わったかのような感じがした。
日本においてきたパートナーのことは常に頭の片隅にあったけれど、
なんだか遠い昔のことのような、今の自分とは切り離されたもののような感覚だった。
連絡はとるけれど、少し義務的というか・・・。会いたいなとは思うけれど、今のこの海外出張には自分一人で来て良かった、とも思った。
何がこんな気持ちにさせたのだろうか?
私の考察するに、一つは、かすかにときめく出会いがあったこと。
他社の社員で同行していた年下の男の子が可愛かったのだ。
と言っても、何かに発展することはまるでないのであるが・・・。これについては別の記事にしてじっくり思い出を反芻し楽しもうと思う(おばさん)。
そんな出会いの中で、パートナーがいれば自由な心を持つことはできなかっただろうと思われる。こう言った小さな精神的自由を感じるため、私はパートナーのことを海外では完全に切り分けて考えていたのだろう。
そしてもう一つの理由としては、日本でのそれまでの生活があまりに閉塞的であったことだろう。
仕事もプライベートもパートナーと一緒、ずっと一緒。もちろん仲がいいし、ずっと一緒に居たって嫌になったりしない。
だけど、あまりにもずっと一緒に居たから。
「自分+パートナー」の世界はあったけれど、「自分+その他」の世界が無くなってしまっていた。
パートナーがいなければダメだと思っていたけれど、だめじゃなかった。
一人でも、ちゃんと世界が回っていくし、楽しめるのだということを再確認したのだった。
こんな理由から一人での時間をたっぷりと満喫してしまった。
しかもその中でかすかな恋愛まで楽しみ・・・!
私、こんなだから、浮気する人の気持ちがよくわかってしまった。
浮気するけれど、パートナーが嫌いになったわけではないんだよね。
他の世界を見てみたい。パートナー以外の人といる自分を体験してみたい。
そんな好奇心から、ふらっと浮気をしてしまう人も多いんだろう。その気持ちがよくわかってしまう。
もちろんパートナーの立場になってみたらありえないことだし、
浮気をしない約束でパートナーになっているわけだから、許されないことだとは十分わかっているんだけど。
だからこそ私は、ちゃんと今回も踏みとどまっているわけですが。
ただ、そんな気持ちがどうしようもなく湧いてしまうこと。
少し冒険心が出てしまうことを、自分で押さえ込みたくないなーと思った。
私の信条としていることの一つに、
「他人は変えられない。思い通りにならない」というものがある。
自分が儚く恋心を持ったからと言って、相手もそうとは限らない。
そして、浮気をして本気になったとしても、相手もそうとは限らない。
パートナーもいつまでも自分を好きでいてくれるとは限らない。
全ての他人の関わることに、「絶対」なんてないと思うのです。
だから、今の私の心に正直に。
浮気を肯定するつもりではありませんが、でもその気持ちがわかるなあと。
浮気相手も、元々のパートナーも、「永遠」ではないから・・信じられるものって、「今の自分の気持ち」しかないんじゃないかな、なんて思うのです。
まあ、私はよくよく頭で考え、
今回の淡いときめきははただの「性欲」だと決定づけましたので(笑)、浮気を行動にすることはないのですが。。。←どんなやつ
浮気しそうになってしまった時って、浮気相手やもともとのパートナーの気持ちばかりにとらわれがちだと思うので、
あえて「浮気してしまう自分を肯定し、その上で自分の気持ちにしっかり向き合ってみる」ことをおすすめします。