ナンチャッテ美人の憂い
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自分で言うのもなんだけれど、
私の顔は美人の類に入ると思う。
でも太っている。デブだと思う。
顔は、昔から
目はパッチリ二重のアーモンド型、
鼻筋は高く通っていて、
口元だって上品なほう。
パーツのひとつひとつはなかなか綺麗。
だけど、私は美人ではなく、
ナンチャッテ美人である。
太っているから。
といっても激太りではなく、小デブなのです。
私が自分を観察し続けて思うに、このナンチャッテ美人が一番たちが悪い。
自分で「顔はまあまあ」とか言っちゃってるあたり痛いし、自惚れて全然努力をしないのだ。
最近ライザップで芸能人の方々がビフォーアフターをCMにしている。
あれをよく見ているとわかるけれど、ビフォーの姿だって、デブなことをクローズアップして見せているから観ている人は「うわ、デブだな」と思う。
もちろんアフターのお姿はステキ。相当の努力をされているだろうし、あそこまで追い込むライザップのサービスはすごいのだろう。
けれど、ビフォーの彼女らのままでも顔は充分綺麗なのだ。
もしあの体型のまま、上手に服を着て着痩せをし、ヘアメイクがばっちりだったら「デブで嫌だな」と周りの人は思うだろうか?
きっと思わないはずである。
その状態こそが、今の私。
脱がなければわからない、ナンチャッテ美人なのだ。
前置きが長くなったが、
自分のことを美人だ美人だと書きたかったわけではなく、今日のテーマは服について。
ナンチャッテ美人のままだと、服が上手に着られないのが悩みなのです。
目鼻立ちがハッキリしている人のあるあるだと思うのだが、大抵私たちみたいな顔つきのひとはクールな雰囲気の洋服が似合う。
ぷりぷりしたカントリーチックな小花柄は似合わないし、
北欧っぽいナチュラルな洋服も目鼻立ちハッキリ族が着ると手抜き風になってしまう。
それよりも、
全身ユニクロだったとしても身体にフィットしたシンプルなコーディネートか、
もしくはモードな感じのお洋服。
柄を着るならプッチのようなハッキリした柄のほうが似合うと思う。
と・こ・ろ・が。
私も長年上記のルールに従って、シンプルもしくはモード系の洋服を着てきていたが、30代になったころから、だんだんナチュラル系へシフトしたくなってきた。デブになって隠したい気持ちもある。
雑誌や洋服のサイトを見ると、今時期ならリネンのざっくりゆったりした大きなワンピースに、麦わらの帽子、華奢なアクセサリー・・なんて、とてもとても可愛い。
可愛い上に、なんだかああいうお洋服って、「わたし、もう無理するのやめたんです。やっぱり、自然体がいちばん」っていう爽やかな心の底の声が聞こえてくる。
う、うらやましい・・・!!
私も「肩の力が抜けた」感じのアラサーになりたい。
それで、意気込んで購入してみた。クリーム色のリネンのワンピース。ヘンリーネックになっていて、膝下丈。これに靴下とローファーで過ごしたら可愛いぞ!!と通販サイトでポチり。
早速届き、いざ試着して鏡の前に立ってみる。
しかし私が着るとリネンのゆったりワンピースは途端にパジャマに見えてしまうのだった。しかもパジャマとしてもダサめな方。
結局春に購入したリネンワンピースは、コンビニにすら着ていけず、部屋着になってしまった。
それで、結局今日も白シャツなんか着ている。イイなあ、ゆったりワンピース。
顔のつくりと雰囲気によって、合わない洋服がある。そんなことを痛感した最近でした。