30代ニートになる、準備編~退職申し出の戦い~
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先日、ついに退職の申し出をしたことは以前ここにも書いた。
そりゃーもう緊張して大変だった。でもソツなくできたと思う。
そして先日、直属の上司よりさらに上の幹部に呼ばれ、
改めて引き留めをされた。
会議室にて、シンとなる緊張する空気感。
「話、聞いたよ。っまぁ、考えなおしてみてよ??」
軽い感じで幹部が切り出す。
話を聞いていくと、
次の転職先が決まっていない33歳の女(独身)が、
ふらぁ~・・っと仕事を辞めようとしていることに、どうにも納得がいかない様子だった。ちょっと今後を心配してくれているのだとも思う。
これからどうするの?→とりあえず海外行ってみます
そのあとのことは?→決めてないです
自分ながらフラフラしてるなあと思うけれど、これが事実なのだからしょうがない。
もう少し続けてくれ、それが君のためになるから、なんて言われる。
「はァ・・・」
とやる気がない私の返事に、だんだん心配が苛立ちに変わってきている様子だった。
「だいたいね、君ね、今から海外行って、どうなりたいワケ?」とか、
「日本だって海外だって結局は同じなんだ。仕事を放り出して行くまでもないだろう」とか、だんだん語気粗めに詰められる。こわっ。
これはもしかしたら強引すぎる引き留めに当たるんでは・・なんて他人事のように考えられるほど、私は落ち着いていた。
「え、それ、関係あります?」と思ってしまったのである。
そりゃ、退職を突然するのは申し訳ないと思う。
でも突然と言っても2カ月くらい前から申し出ているし、他の業務には差しさわりの無いように調整した。今が会社にとっても一番影響のない時期だと決めて退職を申し出たのだ。大体平社員だぞ。
私個人の将来を心配してくれる気持ちはうれしいけれど、
辞めると言っている部下のその先の将来にまでグイグイ入ってこないでほしかった。
だんだん冷めてきてしまう私・・・。
これ以上言わないでほしい。楽しかった、好きな会社を辞める、申し訳ないと思っている気持ちがだんだん無くなってしまう。
結果、こういうときにまったく愛想が降りまけない私に根負けをし、
結局「もう1度だけ考えてみて・・・」と幹部は立ち去った。
なんだあ。
もう終わったと思っていたけれど、どうやらもう1度「考えた結果の、退職の申し出」をしなきゃいけないみたいです。
前回だって勇気ふりしぼったのにな。
今回のことで学んだのは、ネットに書いてある
「ネガティブなことはなるべく話さず、ステップアップを理由にして退職を申し出よう☆」というのは、強烈な引き留めにあっている時にはあまり参考にならないということ。
とにかく上司や幹部は、私から「退職をしようと思った理由」を聞きたがった。
「こうやって話しているのだから、もう腹を割って不満を全部話してほしい」と。
正直不満はなかった。
全くないと言ったらウソになるかもしれないけれど、思い当たる不満なんて、きっとどこで働いてもあるだろう小さな不満ばかり。
幹部にとっては、掘っても掘ってもそんな内容しか私の口からは出てこないので、幹部自身が「だったらしょうがないな」と思えなかったようだった。
もし今、強烈な引き留めにあっている方・もしくはこれから合うだろう方には参考にしてほしい。
キレイごとだけじゃなくて、「どうしようもしてやれないから、しょうがないな」と思わせる何らかの理由を用意しておこう。
何らかの理由・・・といっても、例を挙げるのは難しいけれども。
たとえば、全然別の仕事がやりたくなった、とかかな?
現職では絶対実現できない、幹部や社長でもどうしようもない理由をおすすめする。
とにもかくにも、ひとつ大きな学びになってよかったと思おう。
さて、ニートになる準備、始めましょうかね。
引き続き、私のニート化を見守っていただければありがたいです。