にまこのぶろぐ

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*30代美容好き独女のシンプル&ミニマルライフ*          

30代ニートになる、準備編~退職申し出の戦い~

先日、ついに退職の申し出をしたことは以前ここにも書いた。

 

 そりゃーもう緊張して大変だった。でもソツなくできたと思う。

www.nimako.work

 

そして先日、直属の上司よりさらに上の幹部に呼ばれ、

改めて引き留めをされた。

会議室にて、シンとなる緊張する空気感。

 

「話、聞いたよ。っまぁ、考えなおしてみてよ??」

軽い感じで幹部が切り出す。

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話を聞いていくと、

次の転職先が決まっていない33歳の女(独身)が、

ふらぁ~・・っと仕事を辞めようとしていることに、どうにも納得がいかない様子だった。ちょっと今後を心配してくれているのだとも思う。

 

これからどうするの?→とりあえず海外行ってみます

そのあとのことは?→決めてないです

自分ながらフラフラしてるなあと思うけれど、これが事実なのだからしょうがない。

 

もう少し続けてくれ、それが君のためになるから、なんて言われる。

「はァ・・・」

とやる気がない私の返事に、だんだん心配が苛立ちに変わってきている様子だった。

 

「だいたいね、君ね、今から海外行って、どうなりたいワケ?」とか、

「日本だって海外だって結局は同じなんだ。仕事を放り出して行くまでもないだろう」とか、だんだん語気粗めに詰められる。こわっ。

 

これはもしかしたら強引すぎる引き留めに当たるんでは・・なんて他人事のように考えられるほど、私は落ち着いていた。

 

「え、それ、関係あります?」と思ってしまったのである。

 

そりゃ、退職を突然するのは申し訳ないと思う。

でも突然と言っても2カ月くらい前から申し出ているし、他の業務には差しさわりの無いように調整した。今が会社にとっても一番影響のない時期だと決めて退職を申し出たのだ。大体平社員だぞ。

 

私個人の将来を心配してくれる気持ちはうれしいけれど、

辞めると言っている部下のその先の将来にまでグイグイ入ってこないでほしかった。

 

だんだん冷めてきてしまう私・・・。

これ以上言わないでほしい。楽しかった、好きな会社を辞める、申し訳ないと思っている気持ちがだんだん無くなってしまう。

 

結果、こういうときにまったく愛想が降りまけない私に根負けをし、

結局「もう1度だけ考えてみて・・・」と幹部は立ち去った。

 

なんだあ。

もう終わったと思っていたけれど、どうやらもう1度「考えた結果の、退職の申し出」をしなきゃいけないみたいです。

前回だって勇気ふりしぼったのにな。

 

今回のことで学んだのは、ネットに書いてある

「ネガティブなことはなるべく話さず、ステップアップを理由にして退職を申し出よう☆」というのは、強烈な引き留めにあっている時にはあまり参考にならないということ。

 

とにかく上司や幹部は、私から「退職をしようと思った理由」を聞きたがった。

「こうやって話しているのだから、もう腹を割って不満を全部話してほしい」と。

 

正直不満はなかった。

全くないと言ったらウソになるかもしれないけれど、思い当たる不満なんて、きっとどこで働いてもあるだろう小さな不満ばかり。

幹部にとっては、掘っても掘ってもそんな内容しか私の口からは出てこないので、幹部自身が「だったらしょうがないな」と思えなかったようだった。

 

もし今、強烈な引き留めにあっている方・もしくはこれから合うだろう方には参考にしてほしい。

キレイごとだけじゃなくて、「どうしようもしてやれないから、しょうがないな」と思わせる何らかの理由を用意しておこう。

 

何らかの理由・・・といっても、例を挙げるのは難しいけれども。

たとえば、全然別の仕事がやりたくなった、とかかな?

現職では絶対実現できない、幹部や社長でもどうしようもない理由をおすすめする。

 

とにもかくにも、ひとつ大きな学びになってよかったと思おう。

さて、ニートになる準備、始めましょうかね。

 

引き続き、私のニート化を見守っていただければありがたいです。

 

 

 

 

クックドゥに取り憑かれた女

現在夕方4時、だいたいこれぐらいの時間から悩み始める。

 

今日はいったい何を作ろう?

 

平日は大体自宅で食事を作って食べている。といっても、すごーく簡単なものばかり。カレーとかシチューとか、炒め物とか。

 

いわゆるこういった「家庭料理」が、私は長らく苦手だった。食べるのは大好きだが、上手に作れないのである。

 

若い頃レストランやカフェなどで調理をかじってしまったせいだろうか、何を作っても「レストラン風」になってしまう。やたらオシャレで、やたら濃い味。と思ったらハーブを効かせたような変わった味など。

 

友人には羨ましがられるが、自分では全く嬉しくないし、何より落ち着かない。

レストランの料理は、レストランで食べるからいいのであって、毎晩カプレーゼやオシャレなパスタ、深い味の煮込み料理、無駄に凝った肉料理が続けば誰だって嫌気がさすだろう。

 

家で食べるごはんは、もっと気軽で、雑な美味さでなきゃいけない、と思う。

 

だから、私は家ではあまり料理が上手くないほうだ。

同居しているぴーさん(恋人、女性)のほうがよっぽど上手だと思う。

 

そこで今日のタイトルの「クックドゥ」の登場である。

 

恥ずかしながら、私はずっとこれを使ったことがなかった。

 

調味料を買って自分で調合したほうが美味しいと思っていたし、勝手に身体に悪そう・・なんて思っていた。

 

ところが、炒め物が上手に出来ない私をみかねて、ぴーさんが使ってみようと持ちかけてくれたのである。

 

いざ買おうと思い立ちスーパーに行ってみると、なんと想像の3倍は種類がある。たくさん棚に並んでいた。

私は回鍋肉しか知らなかった。あのすっごく美味しそうなCM・・・。

 

いろいろあり、どれも裏面を見ると簡単に調理ができそうなものばかり。

試しに回鍋肉を買ってみた。

 

そして、キャベツとお肉、そして家にある余り物の野菜を切って炒める。

味付けもタイミングも簡単。ぜんぶ箱に書いてあるんだもの。

 

そして出来上がったものがこちら。

 

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勝手にアレンジをしたうえに、最初からごはんにのっける丼スタイル。

 

これだけ勝手気ままに作ったくせに、

味は最高に美味しかった。

すっごく驚いた。

私の普段の炒め物より美味しいじゃないか・・・!!

(それだけ普段が酷いということで、お察しくださいませ)

 

この日から、私は完全にクックドゥの手下になったのでした。

 

エビチリ、麻婆豆腐、など色々作ったけどどれも美味しい。アレンジも許してくれる懐の広さがある。

 

完全にハマってしまった私は、クックドゥ以外のお手軽合わせ調味料系にも手を伸ばしはじめた。

 

ビビンパ、冷やし中華の素、焼きそばの素など。回鍋肉は既にヘビーユーザーよ。

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なんともお粗末な見た目だけれど、とにかく気を使わず美味しく食べられる。

 

これこそ家庭料理ではないか・・・!

 

頑張って何品も作るのもいいけれど、

もう一周まわってそんなのメンドくさくなってしまった。美味しい豪華な料理は外で食べればよし。

 

自分にワガママを許し、美味しく手軽な家庭料理。

クックドゥ様様で、今日も美味しくごはんをいただきます。

 

と、ここまで書いて、

クックドゥでは料理の腕は上達したとは言えない!

とやっと気づく私でした。

 

家庭料理が上手な女性になるのはまだまだ先そうです・・・。

 

ナンチャッテ美人の憂い

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自分で言うのもなんだけれど、

私の顔は美人の類に入ると思う。

でも太っている。デブだと思う。

 

顔は、昔から

目はパッチリ二重のアーモンド型、

鼻筋は高く通っていて、

口元だって上品なほう。

パーツのひとつひとつはなかなか綺麗。

 

だけど、私は美人ではなく、

ナンチャッテ美人である。

太っているから。

といっても激太りではなく、小デブなのです。

 

私が自分を観察し続けて思うに、このナンチャッテ美人が一番たちが悪い。

自分で「顔はまあまあ」とか言っちゃってるあたり痛いし、自惚れて全然努力をしないのだ。

 

最近ライザップで芸能人の方々がビフォーアフターをCMにしている。

 

あれをよく見ているとわかるけれど、ビフォーの姿だって、デブなことをクローズアップして見せているから観ている人は「うわ、デブだな」と思う。

もちろんアフターのお姿はステキ。相当の努力をされているだろうし、あそこまで追い込むライザップのサービスはすごいのだろう。

 

けれど、ビフォーの彼女らのままでも顔は充分綺麗なのだ。

もしあの体型のまま、上手に服を着て着痩せをし、ヘアメイクがばっちりだったら「デブで嫌だな」と周りの人は思うだろうか?

きっと思わないはずである。

 

その状態こそが、今の私。

脱がなければわからない、ナンチャッテ美人なのだ。

 

前置きが長くなったが、

自分のことを美人だ美人だと書きたかったわけではなく、今日のテーマは服について。

 

ナンチャッテ美人のままだと、服が上手に着られないのが悩みなのです。

 

目鼻立ちがハッキリしている人のあるあるだと思うのだが、大抵私たちみたいな顔つきのひとはクールな雰囲気の洋服が似合う。

 

ぷりぷりしたカントリーチックな小花柄は似合わないし、

北欧っぽいナチュラルな洋服も目鼻立ちハッキリ族が着ると手抜き風になってしまう。

 

それよりも、

全身ユニクロだったとしても身体にフィットしたシンプルなコーディネートか、

もしくはモードな感じのお洋服。

柄を着るならプッチのようなハッキリした柄のほうが似合うと思う。

 

と・こ・ろ・が。

 

私も長年上記のルールに従って、シンプルもしくはモード系の洋服を着てきていたが、30代になったころから、だんだんナチュラル系へシフトしたくなってきた。デブになって隠したい気持ちもある。

 

雑誌や洋服のサイトを見ると、今時期ならリネンのざっくりゆったりした大きなワンピースに、麦わらの帽子、華奢なアクセサリー・・なんて、とてもとても可愛い。

 

可愛い上に、なんだかああいうお洋服って、「わたし、もう無理するのやめたんです。やっぱり、自然体がいちばん」っていう爽やかな心の底の声が聞こえてくる。

 

う、うらやましい・・・!!

私も「肩の力が抜けた」感じのアラサーになりたい。

 

それで、意気込んで購入してみた。クリーム色のリネンのワンピース。ヘンリーネックになっていて、膝下丈。これに靴下とローファーで過ごしたら可愛いぞ!!と通販サイトでポチり。

 

早速届き、いざ試着して鏡の前に立ってみる。

 

しかし私が着るとリネンのゆったりワンピースは途端にパジャマに見えてしまうのだった。しかもパジャマとしてもダサめな方。

 

結局春に購入したリネンワンピースは、コンビニにすら着ていけず、部屋着になってしまった。

 

それで、結局今日も白シャツなんか着ている。イイなあ、ゆったりワンピース。

 

顔のつくりと雰囲気によって、合わない洋服がある。そんなことを痛感した最近でした。

 

 

地方に行って得るもの。失うもの

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会社を退職する宣言をし、残りの期間を粛々と仕事をしはじめた。

 

退職後晴れてニートになるので、その準備を進めないとなあ、と思っている最近。手が空けばやたらスマホで色々調べている。

 

ニートになったらやりたいことはたくさんある。

 

痩せて健康的な身体づくり。

長期の海外旅行。

親孝行の国内旅行。

たくさん楽しいことが待っている!

 

と合わせて、チラリと不安もよぎる。

 

ニート期間はわずかな貯金を切り崩して生活するつもりだけれど、果たして大丈夫なのかしら。

 

金額的には計算は済ませていて、今の想定では底がつきることなく過ごせそうだけれど・・収入がなく、支出ばかりになる。

そうなってくると不安なのはメンタル面。自分のためにニート期間を作るのだから、不安になって消極的になるのは避けたい。

 

しっかり楽しめるように、たくさん電卓をたたいて準備を始めています。

 

さて、ニート活動の一環として、固定費を下げるために東京のマンションを引き払い、田舎に戻ろうと思う。

 

今まで東京や大阪、名古屋などまあまあ色々なところで生活をしてみて、結果思ったことは

「やっぱり田舎がいいな」。

 

なんといっても固定費が安い。家賃、土地が安くて広々しているのがメリットでしかないと思う。

 

その他メリットとして挙げるなら、移動が車になり満員電車のストレスから解放されること、人混みを避けられること、などであろうか。

 

東京に来てから自然を欲していたこともあり、豊かな緑、海や川など癒しの景色があることも大きなポイント。

人間ってやっぱり動物だなあと思うけど、やっぱりビルなど人工物に囲まれて暮らしていると、自然が恋しくなるみたい。

 

 

田舎ではたっぷりの緑の中で過ごすわけだから、ちょっとくらい見た目も手抜きで構わない。東京だったら人目を気にしてフルメイクでお出かけするところが、日焼け止めだけで出かけられるのも魅力(ズボラ)。

 

そして、なんといっても、私の中での最大のメリットは、

「気軽に食べられるお店が多いこと」!

 

田舎育ちの私は、チェーン店のメニューが大好き。

丸亀製麺、ミスタードーナツ、サーティワンのアイスクリームが、時々恋しくなる。

 

それらのものが、都会ではなかなか見当たらないのだ。

その代わり、オシャレで美味しくそして値段の高い、気軽に食べられないお店がたくさん。どこも綺麗で行列している。なぜアイスクリームやタピオカのために、1時間も並ぶんだ・・!

 

とブツブツ言っても、行ったら行ったでもちろん美味しい。やっぱり都会の食べ物は美味しいなあー、と毎回大満足なんだけれど・・・。

なんというか、行くまでに心の準備が必要というか。準備や下調べ、予約がメンドくさい。

 

その点、田舎のチェーン店は素晴らしい。大きな駐車場がついていて、ほとんど全員が車で来店。オシャレしまくっている人なんていないし、ファミリーもチラホラ。

思いついた時に気軽に行って、安定した味が食べられる安心感がある。

 

美味しくてグルメなお店も大好きだけど、気軽に入れるお店が多いのが田舎暮らしの最大のメリットだと思う。

 

とはいえ、その田舎暮らしになることで失うものもある。

それは前述した、最新のこだわりレストランがあまり無いこと。

 

田舎へドライブに行くとわかると思うが、とにかく路面のチェーン店が多い。私の地元にも100円寿司や、食べ放題焼肉、最近だといきなりステーキもできた。

 

食べることが好きな人にとって、美味しい話題のお店、海外資本の日本初出店、などのお店を探して行ってみるのは楽しい。私も大好き。ひとつの趣味でもある。

 

最近は中国資本のやたらゴージャスな火鍋屋さんがお気に入り。コースしか受け付けないお寿司屋さんも良かった。

 

ところが田舎に行くと、それらのお店は無いだろう・・・。その代わり、丸亀製麺の安心感を得る。

 

どちらも魅力があって悩ましいところだけど、とりあえずニートになったら田舎に戻ることは確定。

 

今日は趣味の「食」だけの話だけれど、多面的にみれば、もっとたくさんいいところも(悪いところも)あるだろう。

 

どんな所も受け入れ、安心感たっぷりの田舎ライフを楽しもう!

 

楽しみだな、ミスドのドーナツ。

ハニーディップを飽きるまでたくさん食べようっと。

 

退職の申し出。緊張の戦い

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昨日、会社を退職しニートになる宣言をした。思い立ったが吉日(決断したという意味)ということで、早速上司に面談を申し出た。

 

正午からアポが取れ、会議室に。

 

午前中から、いやなんなら前日の夜から胃が痛む。リアルに戦い(上司への退職申し出の意味)を想像すると動悸も。

小心者なんです。

 

ちなみに正午からだったので、胃がキリキリ痛む中お昼ご飯を早めに食べた。大好きなお蕎麦屋さん。

いつもは優しい味だと感じるけれど、昨日はなんだか棘のあるように感じた・・・。

といいつつも完食。ふー。

 

緊張でモノが食べれない、と食事を抜くタイプの人もいるけれど、私は断然、食べる派。

 

お腹がいっぱいにならないと底から力が出ない。何かあった時に踏ん張れないと思うのです。

それに、お腹いっぱいになると頭がボーっとして、一瞬緊張を紛らわせるしね・・・。

 

さて時刻ぴったり、

会議室にやってきた上司は、私が退職を申し出ることは全く予想していない様子。

とはいえ、全く察していないわけではなく。

私になにか不満があって、その話でも聞きに来た・・と言った様子の表情。

 

私の上司は、悪い人じゃない。

 

部下の話を聞く時間をこうやって取ってくれるし、一対一で話すとなかなか寄り添ってくれているように感じる。

 

いわゆるTHE・日本の上司!という感じで、宴席大好き、慕ってくれる部下大好き、上下関係大好き、な人。

 

私はそれが合わなくて、飲みに誘われても断っていたけど、でも悪い人ではなかった。

 

 

「で、どうしたの?」

と聞かれる。

 

あまり深刻にすると長引いてしまうので、ちょっと食い気味くらいに答えた。

「退職をしたいと思います。」

 

あっ、と思う。

「迷っている素振りを見せるのはNG」と、直前に見た「スムーズな退職の切り出し方」のWEBページに書いてあったことを思い出したからだ。

こういうのをチマチマ見るあたりが弱虫ですね。

 

「ぁの・・・、きめました」

 

何をキメたのかというほどちっさい声で、決めたという意志を追加で呟いた。

我ながら変。

 

「そうかあー」

と、笑って困ったような表情の上司。

 

そのあとは、いつから考えてたの、とか、この後どうするの、とか軽く一通りのことを聞かれた。

 

あまり理由を詮索するのはNG、とサイトには書いてあったけど、こちらが想定して用意していた程度の質問をされた。

 

私も事を荒立てないように、まあ想定されるような差し障りのない事を答える。

 

まあ辞める人間と、コアな話をしてもしょうがないので、こういう表面的な話になるんでしょう。

 

幸い無理な引き留めもされず、直属上司との面談は終わった。

 

まだ細かな調整や引き継ぎはあるけれど、それはこの先やっていけばいいわけで。

 

会議室を出て自分のデスクに。

とたんに全身、止まっていた血が流れるのがわかる。

戦いは終わった!

 

肩から全身力がぬけ、ホーーッとした午後でした。

 

そして仕事の合間に思い出すのはこの会社での良かったこと。

悲しいとか、悔しい体験もたくさんあったはずなのに、自分から去るという申し訳無さもあってか、なんだか全部が良い想い出に書き換えられてきたぞ。

人間の記憶なんて信用ならないモンですね。

 

言う前は不安いっぱい、

言った後は感謝いっぱい。

 

兎にも角にも、

これで晴れてニート。

お疲れさんでした。

 

30代、ニートになる宣言

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かねてから考えていた退職の意思を、そろそろ上司に伝えようと思う。

 

といっても直属の上司になので、面談でサラッと言うだけであるが・・これが言うとなると、なかなか緊張するもので、まだタイミングを掴めずにいる。

 

「あの、ちょっとお話、いいですか」の一言がなかなか言えなくて・・・。

我ながら小心者だと思います。

 

 

引き抜きの話をもらっていることは以前このブログにも書いたが、まだそちらも未定。誘ってくれてはいるけれど、そしてこちらも好意的な返事をしているけれど、まだ確約には至っていない感じ。

 

つまり、今回の場合は、

「転職」ではなく、ただの「退職」の希望。

 

ちょっと面白い言い方をすれば、

私ニートになります、ということを上司に伝えなければいけないわけで。

 

この言葉を言った後の、上司の表情を想像すると、恐ろしくなる・・。

と同時に、一体どんな顔をするのか見てみたい好奇心も湧く。

 

真面目で恐い上司。いつもポーカーフェイスだから、どんな反応をするんだろう?

 

とはいえ、

30代で無職になる、ということは、特段珍しいことではないと思う。

 

たとえば結婚して子供が産まれ、家庭に入る場合の退職。

フリーランスになるための退職。

老齢の両親を介護するための退職。

 

いろいろ可能性は考えられるし、そういった理由で退職してきた人たちを見てきた。

 

けれど、いざ自分が、と思うとなかなか煮え切らない。不安になる。

 

世界規模でみれば、30代で企業に属さず暮らしている人たちはものすごい数いるだろう。

 

だけど、この日本の小さな企業の中で働いていると、視野がどうしても狭くなってしまう。

 

会社の中というのは、なんだか小さいシェルターのようで。

 

安定がいちばん、

仕事はつまらなくても我慢、

毎日朝起きて定時までしっかり仕事、

上司の顔色が全て、

そんな狭くてつまらないけど安定した、安全な世界。

 

そこにどっぷり浸かっていて、

出ることなんてつい数ヶ月前までは考えられなかったけれど。

 

愚痴を言って、自分のやりたいことができないのを上司のせいや会社のせい→他人のせい、にし続けていることに嫌気がさしました。

なんかカッコ悪いなあと。

 

まあそれ以外の小さい不満はあるけれど、それは大した問題じゃなくて。

 

自分自身の人生、という観点でじっくり会社員生活を振り返ってみると、なんか違うなあ・・と思ったのです。

 

もっと厳しい、ギリギリのラインに立って初めて、生きてる!って感じがするのかもしれない。

 

30代で気づくのは社会一般的には遅いかもしれないけど。

人生100年時代、30代から人生の方向を大きく変えても全然問題ないと思うの。

 

というわけで、近々、思い切って言ってみようと思います。

 

「会社辞めて、ニートになります。」

 

新しい船出。無職。

不安と興奮が混じったカオスな気持ちです。

わくわく!!!

 

なりたい自分になる、自惚れ女

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梅雨入りですね。

東京も週末からしとしと、雨が降り続いています。湿度は高いけれど、ちょっと涼しくなっていいね。

 

梅雨に入る2週間前くらいから、毎年毎年葛藤することがある。

それは、「ストパーをかけるか否か問題」。

 

私は生まれついての天然パーマ。

子供のころはくりくりとカールをしていた(それなりに可愛かったと思う)が、大人になるにつれて少しウネる程度に変化。中途半端でなんともよろしくない。

 

このウネる程度の天然パーマ、っていうのがものすごく煩わしい。ドライヤーとカーラーが欠かせない。

 

特に前髪たちの自分勝手さと言ったら・・・!!!

しっかりセットして出かけたほんの数分後、すでにウネっている前髪。協調性無く毛先はみんな行きたい方向へにょん、と曲がっている。

 

ホントにイライラします。

 

というわけで、毎年ストパーをかけようかどうか迷っている。

今年も迷いに迷ったが・・今のところ、かけないつもり、で落ち着いている。

 

なんというか、もう30代だし、天然パーマでウネっている私の髪も自然に受け入れられるようになりたいなーと思って。(イイ女風)

 

でもそんな悠長なことを言っていられるのはまだ梅雨が始まったからで、きっとイライラしてしまうだろう。これから、長い闘いだわ。

 

それにしても。

髪がウネってしまう自分も、痩せたくても痩せられない小太りな私も、なぜこんなにイライラしてしまうんだろう?

 

それは簡単なことで、「私のなりたい姿ではないから」。

 

ホントはサラサラうっとりした髪でいたいし、スリムで適度に筋肉がついた自分の姿でいたい。

だけどそうなるための努力は続かない・・・。

だからそんな自分にイライラ。

 

そして私は、いつもいつもぐるぐると同じ悩みを行ったり来たりするうちに、

このジレンマを解消する画期的な方法を思いついた!

 

どんな方法かというと、「自惚れる」ことである・・。

私はキレイ、痩せている、魅力的だと毎日思い込む。昔言われた可愛い、という言葉を思い出してなんども反芻する。

鏡を見るたびにキレイだと思う。

パートナーにも「ねえ、私ってキレイだよね??」と迫る(やさしいぴーさんは、もちろん、キレイだよ。と言ってくれる。いつでも)

 

そうすると、なんだかお風呂上がりの自分のスッピンがマシに見えてくる。

肌の調子がいい!

・・ように、見えるだけかもしれないけど、私の目にはたしかに調子が良くみえる!

 

そう、この「自分の目をダマす」ということが大事。

 

自分で自分のことが本心から可愛い、キレイだと思えていたら、これ以上ほかの人からの賞賛が要るだろうか?

 

私はこの勝手に自惚れ、自画自賛する作戦でちょこっとずつメンタルを取り戻してきている。

 

ぽっちゃりした足もなかなかセクシーでいいように感じてきたし、

前髪のウネリも外国人の子供みたいで可愛いぞ。うんうん。

 

 

ただし、このやり方にはひとつだけ注意点が。

どうか、外でショーウィンドウに映った姿を見ないで!

 

ご機嫌でランチを買いに雨の降る外へ出た私。

長靴にお気に入りの傘で、気分は上々。美味しいパンでも買おうかとふと見ると・・

 

雨の日の濡れた、暗いショーウィンドウに映った私は、前髪がぐねりとウネった、小太りのおばちゃんであった・・!

 

 

まだまだ修行が足りない私でした。

どんどん自惚れていきましょう。

 

 

身の丈に合う生活、とは?

最近、お仕事の引き抜きを受けていて迷っている。

地方都市でのお仕事、やりがいもありそうなスタートアップ。真剣に悩み中。

 

仕事内容はさることながら、魅力的に感じているのは地方都市での生活。

 

私は今現在東京に住んでおり、その前は大阪に住んでいた。

日本の二大都市にて生活をしてみて、憧れていた都会生活への夢は消えた。

どちらもオシャレな街でオシャレな人、都会ならではのお互いに干渉し合わない人間関係は魅力的だったものの、ずっと住み続けたいかと問われれば、かなり微妙というのが私の結論。

 

微妙に感じるいちばん大きな理由はやはり物価。何をするにも高い!田舎から来た私は静かに震えた。

 

ごはんを食べるにも、賃貸を借りるにも、すべて田舎と比べるとお金がドンドン飛んでいく感じは否めない。

 

どちらにしてもピンキリで、たくさんの選択肢から選べるので、一口に物価が高い!というのは乱暴かもしれないけれど。

 

それでも、もう30代半ばの私が毎日毎日格安のチェーン店ばかりで食事をするには健康的ではないと思う。

 

となると、超高級とは言わないまでもしっかりバランスの良い食事が出来て、ゆっくり座って食べられるお店・・となると、やはり田舎の同クラスの価格からすると、高く感じてしまうのだ。

 

賃貸でお部屋を借りる時にも同じことが起きる。

そこそこ広くて、便利な場所で、、と探していると、気づけば今住んでいるマンションは田舎に住んでいた時の物件の2倍ほどの賃料。

 

もっと安いところに住めばいい、と言われればそれまでだけど、私なりの一番いい選択肢がこれだったのだから仕方ない。

 

それで、失った分を取り戻そうと、なるべくたくさん自炊をしておうちごはんを楽しんでいる。冷やし中華、始めました。

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にしてもなんでもないスーパーの野菜の値段、お肉の値段・・・!

 

野菜たっぷりのヘルシーな食事をしようと思うと少しずつの値段の高さも気になります。

 

と、都会の物価の高さに驚きと愚痴が止まらないわけですが・・・。

 

これらのすべてが、理由はわかっていて。

 

それは、私が「身の丈に合った」生活が出来ていないからだと思います。

 

いまは年収500万円前後、それであれば田舎では十分今の暮らしで問題なかったのであるが、都会ではもう少し生活のランクを落とさないと「身の丈にあっていない」ということになるようで。

 

頑固な私は、なんだか少し、納得がいかない。

 

私がサラリーマンをしている限り、いきなり年収が倍になることはないだろう。ということは、微増する年収に合わせて、つまり年齢に合わせて、少しずつ少しずつ生活ランクが上がっていくということ。

 

でもそれって変だ。

 

今の年収でも、住むところを田舎にすれば十分に満足いくレベルの生活ができるのだから。年齢に関わらず。

 

仕事によってお給料が決まって、それによって生活レベルが変わるのは当たり前だとしても。

その前の、仕事を選ぶ段階において、住む場所を選ぶ自由は私のものでしょ。

 

だったら、私は田舎に住みたい。

 

田舎に住んで、オシャレなカフェやセレクトショップはなくとも、住む家とごはんに我慢しない生活がしたい。

そんなことを考えています。

 

なので、今回の地方都市での勤務はかなり前のめり。ほかの色々な条件をよくよく吟味して、前向きに考えたいと思っています。

 

ちなみに、この写真たちは最近食べた、大好きなケーキたち。

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東京に来て、今までチャンスのなかったオシャレな(そして超高い)ケーキもいろいろ食べてみたけれど。

 

やっぱり落ち着くのは、昔から食べ慣れた全国にある「HERBS」のケーキ。

ここのケーキで十分、最上級の幸せを感じられる私。地方でいいじゃん。

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海外パティシエがなんぼのもんじゃい。

これが私の理想の「身の丈」です。

 

浮気を疑う女と、占い

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昨日のブログにて、過去のことを振り返っていたら、なんだか生々しく思い出してしんみりしてしまった。

 

昔の私は、それはそれはもう、疑り深い女だった。

 

まだLINEが無かった頃、彼の携帯を盗み見てメールを確認するのは当たり前。

 

疑って見れば、全ての女性との連絡が怪しく見え、自分から見たくせに浮気された・・!!!とショックを受け。

 

中でも思い出深いのは、

4年付き合って、同棲していたバーテンダーの彼。

顔はマイルドなおっとりした人だったけれど、じつはすごく野心家。立ち上げたばかりの彼のバーを時々手伝ったりもした。

 

バーといえば、キャバクラやクラブ同様、お客さんに「まあ、飲んで」と言われることも多く。

 

飲めばもちろんお店の利益になるため、馴染みのお客さんと酔っ払うまで飲んで帰ってくることも多かった。

 

そんな彼と付き合っていたわけだけど、私は心の底から、彼を疑っていた。

バーで綺麗なお客さんが来て、一緒に飲んでいるうちにドウニカなっちゃうんじゃないか・・・。

 

実際、私も彼とバーで出会ったこともあって、普段なら心配しないようなルックスの彼が、バーでシェイカーを振っているとなぜかとびきりカッコいい男に見えること、経験済みだった。

 

そんなわけで、疑いに疑った。

 

メールを見ては泣き、帰りが遅くては泣き、とにかく勝手な妄想で「浮気されてるんだ・・・」と思い込み、泣いた。

 

一番覚えているのは、彼が朝方まで帰ってこなかった夜。

 

眠れるはずもなく、ただ部屋で待っているのが耐えられないほど悲しくて、

マンションの屋上にコーヒーを持って上がった。

寒空の下、真夜中に、彼の帰ってくる方向を見ながら泣いた。。。

遠くに光る小さいくず星。ぬるくなっていくコーヒーと、小さなブランケット。

泣いて頭を痛くしながら吸ったタバコ。

 

 

そして泣いた後、不思議なもので、悲しい気持ちは質量を変えずに怒りの気持ちに変わっていく。

 

「浮気なんて・・・許せない」

 

されているかどうかもわからない浮気を見つけるために、私はどんどん嫌な女になっていった。

 

彼の帰りが遅ければ、彼に言わずこっそりとバーを覗きに行った。

そこで女性と2人で飲んでいるのを見て、さらに悲しみと怒りを募らせた。

 

彼の仲のいいお客さんに、彼と付き合っているんですか?と意地悪な顔で聞いたりもした。

 

コレを読んでいる人は、なんて滑稽な、浅はかな行動だと思うでしょ。私も今振り返って、こうやって文章にしていると、なんてヤバイ女なんだと思います。

 

でも、その当時は本当に大真面目に、彼のことが好きだからそうやってやっていると思っていた。必死だった。

 

さて、そんなに愛情?をぶつけていた割に、彼とはその後、意外とあっさりとお別れした。

私に他の男性ができたからです。

 

あーいるよね、こういうヤツ・・という感じですが、執着して必死になってしまっている人ほど、じつはコロリと浮気したり他の異性に乗り換えたりできるモノです。そしてそんなヤツが私。

 

彼とはその後も時々会ったりしていたのですが、それも途中で途絶え、

今はすっかり過去の人となりました。

 

会わなくなったのは、タイミング的に、今のパートナーのぴーさんと出会ってから。

ぴーさんと出会った時は、まだちょっと引きずっていた。よく悩み相談を聞いてもらった。そこからぴーさんと付き合い、もう何年にもなる。

 

そして、ついこの間、意外なことで彼の存在を思い出すことに。

 

それは、間違いなく当たる、と言われている有名な占い師さんに、おふざけ半分で見てもらった時のこと。

 

ぴーさんと一緒に行ったので、2人のことや今までのこと、諸々ズバリと当てられて驚いていた時。

 

「あなた、この女の子の前に長く付き合った人いたでしょ。」

 

はい。。。

 

「彼、あなたが疑っていたようなことは、していなかったのよ。だから、裏切られていたわけじゃないの。」

 

占い師さんが突然、私を安心させるように、なだめるように言いました。すぐに誰のことかわかる。

 

バーの彼だ!

 

驚いて言葉も出ずにいると、

 

「まあでも、別れて正解ね。

 

彼、サイコパスだから」

 

 

なんだか、ホッとするような、ゾッとするようなお言葉をもらった。

 

帰り道、ぴーさんが

「別れて正解だって、よかったね」

と笑いながら言ってくれた。

 

うん、良かった。

サイコパスだからとかじゃなくて、自分が疑いすぎて苦しかったから。

 

でもまさか、長年の苦しい思い出が、占い師さんによりスッキリするとは予想していなかった。

 

やっと、浄化されたキレイな思い出にできそうです。

 

それにしてもサイコパスとまで言い切れる占い師さん、スゴイ。

優しい言葉をかけてくれてありがとう!

占いというより、カウンセリングに行ったように癒された夜でした。

 

 

 

30歳になってもお互い独身だったら、結婚しようね

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一昨日、めったに鳴らない私の携帯が鳴った。ふと見ると、メッセージ。

大学時代に同じクラスだった男の子からだった。

 

「元気してる?」

 

普段から連絡があるわけではないので、即座にナニかあったのだ、とわかる。だいたいこういった昔の友達からの連絡は、結婚のご報告。

 

以前書いたように、私はバイセクシャルで、パートナーは女の子。一生日本で言う「結婚」は出来ない身なので、なんだか友人の結婚報告は扱いが難しい。おめでたいことなんだけど、少し複雑な気持ちになる。それに、結婚式に行って自分の近況を伝えるのも・・。いきなり、私、女の子と付き合ってるから!とその場でみんなに言うのもなんだか微妙だし・・。

 

そんなわけで、毎回報告を受けるとちょっとモヤっとした気持ちになってしまうのです。

 

そこでブワッと思い出したのは、このメッセージをくれた男の子との昔の記憶。12年前、私たちは大学生で、お互い彼氏・彼女がいた。私はまだストレートの頃で、同じサークルのセンパイと付き合っていたっけ・・・。

 

この男の子は顔がキレイで、私は「いざとなったら、なんかあるかも。あってもいいかも」とか、ズウズウしくも「ありか無しで言ったら、アリ」の立ち位置にカテゴライズしていた子。

 

でも結局、卒業までも、卒業してからもこの彼とはそういうことは無いまま。数年に一度会って、近況報告をする仲にとどまっている。

 

ただ、私は覚えていることがある。

あれは確か大学時代、仲間内でキャンプに行った時のこと。

みんなが寝静まって、私と彼とで缶ビールを飲みながら、真っ暗な森をみていた。虫の声。

 

「俺、こんな性格だから、たぶん一生独身だ」

 

みたいなことを彼がさっぱりと笑って言って、私も笑って、

「私も無理だ。きっと。」なんて、ダラダラとほろ酔いで話していた。

 

その時の流れで、私の口から出たのは良く聞くやつです。

 

「ねえ、このまま30歳までもしお互いが独身だったら、お互いもう恋愛結婚は諦めるってことで、私たち結婚しよう」

 

全然覚えてないけど、こんな感じのニュアンスだったと思う。諦めた先の結婚、っていう・・なんてネガティブな表現。私らしい。

 

 

はは、と薄く笑って、

 

「おー、約束だぞ」

 

といった彼。ほろ酔いのゆびきり。

 

そんな彼だったなあと、久々に来たそのメッセージをみて、思い出した私。

 

思い出しついでに、他の男たちの記憶も蘇る。

 

可愛いから、結婚してよ、年の差なんて関係ない、とせがんできた年下の男の子。

 

もう少し待ってくれたらプロポーズするつもりだった、と悲しい顔で言った別れ際の年上の彼。

 

行かないでくれ、と腕がちぎれるくらい掴んで涙を浮かべた彼。

 

みんなみんな、もう結婚してしまった。

 

私の数少ない、モテた遠い過去の思い出・・・。

 

そんな中唯一、このメッセージをくれた彼だけは独身を貫いている人。

別にナニかを期待してるんじゃなくて、同志のような、仲間のような。そんな親しみを感じるのです。

 

メッセージを返す。

「元気だよ。どうしたの?」

 

ついに結婚かな、と覚悟して待っていると、

「海外行く。アフリカに3年」

と返信!

 

念願の海外赴任が決まったそう。アフリカは意外だったみたいだけど・・・。

 

予想外の展開すぎてびっくりしてしまった。でも、結婚じゃなかったと聞いてなんだかホッとしている私。

アフリカに行くまでに、ご飯を食べようと約束する。

 

 

昔の若い約束の30歳はもうすぎてしまったけれど。

つぎは、60歳くらいで。

お互いパートナーがいなかったら、籍を入れようね、なんて、

コワイ約束を取り付けようか考えてしまう私でした。

 

 

 

仕事とは金か、人生か

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ちょっと仲の良いおじさんから、お仕事の誘いを受けている。いわゆる引き抜き。とはいっても、美味しい焼肉を食べながら。ノンアルコールなので、ひたすら肉を焼いて食べる。美味しい。

 

このおじさんは何故か、一緒に働いたことも無いのに、私のことをすごくかってくれている。中身はへっぽこだがキリッとした顔のせいだろうか?勘違いにせよ褒められるのはウレシイので、そのままにしてある。

 

おじさん曰く、

「年収も今より100万円くらい上げてあげられる。役職も高くしてあげられる。地方都市での勤務だから、今よりゆとりある生活ができるよ。仕事も面白いしさ」

とのこと。目がギラギラしている。仕事人間特有の、自分の仕事が最上だと信じている顔。

 

「魅力的ですね・・・」

と言うに留めておく。顔コワイんだもん。

 

 

正直、今の企業に勤めて5年間、企業文化が合わないと感じることが多かった。

飲みニケーションが最優先で、人事や業務が宴席で決まっていく。

お酒をやめた私にとって、出世の道はないだろう。おじさんズにゴマをすって、朝方まで飲んで出世している同世代もいるけど、興味なし。そしてそういう人たちはとっても仕事の効率が悪い・・。

 

現在都心に住む私の生活費は、地元に暮らしていたときに比べ格段に上がっていることは間違いなく、貯金がうまく増えていっていない現状もある・・・

 

「もう今の仕事にも飽き飽きしてたしサー、行っちゃおうかなあ」

というのが正直なところ。

 

「いいじゃん、転職しよう。私も地方に行って車持ちたい」とぴーさん。

うん。車、乗らせてあげたい。大好きだもんね。

 

おじさんの企業は、

待遇も良い。(らしい)

環境も良い。(らしい)

やりがいもある。(らしい)

今の会社より大きい会社。

 

けれど、なぜかちょっとだけ、心のなかでひっかかるところがある。なんだか良い面ばかり見せられているような感じ。おじさんの目がギラついていたのもなんだか忘れられない。

 

今の仕事と生活には、正直ルーティンに飽きてきてはいるけれど、際立ったデメリットはない。まあ、小さいゴタゴタはあるけれど、それはどこに行っても同じ。

 

たぶん、数年前まで配属されていた勤務地での仕事が、人間関係でボロボロになりすぎて、今の環境が有り難く感じているんだろう。

 

あの時はホントーにひどかった!

心がボロボロだった。

 

上司達に無視をされ、仲間外れにされ、頼れる人は同じ勤務地にはおらず、よく泣きながら歩いて帰っていたっけ・・・。

 

自分のことを可愛そうだとは思わないけれど(たぶん私にも大いに問題があった)、でもその経験が自分の今の性格を形成しているのは間違いない、と思う。

子供だけじゃなくて、大人になっても人間はどんどん変わっていく。

前後5年間くらいに起きた事柄は、今の自分に大きく影響を与えているし、それがいい要素であれば、成長になるんだろう。私の場合は、今は少し自己肯定感が低くなってしまっていると、思う。より卑屈になったし(それは元々!)。太ったし(関係ない)。

 

まあ、うじうじするのはここまでにして。その頃に比べたら今はかなりいい感じなワケです。

 

定時退社。

人間関係も問題なし。

お給料もアップしてる。

 

そんな環境で、今のライフスタイルを一旦手放すのが怖くなっています。

そしておじさんの誘ってくれた会社が、じつはすごく大きなデメリットがあったら・・・!

怖い。もうボロボロになりたくない。

 

惹かれている理由は、お給料面。

かなり上げてくれるようで、だけど、おそらく仕事はキツくなるだろう。

そうすると今のようなゆとりある生活は保てないかもしれない、、、。

でも貯金はできて、海外旅行も、老後の生活も、自分の思う形に近づくと思う。

 

仕事とは、お金か、人生か?

たくさんお金をもらえば、プライベートが侵害される。プライベートを守れば、退屈でつまらないルーティンワーク。

 

「程々に稼いで、まったり生きる」

「大いに稼いで、大いに遊ぶ」

 

本音は、

「大いに稼いで、まったり生きる」を切望。

 

 

おじさんの誘いはかなり本気のよう。

近日中に、答えをださなきゃね。

焼肉美味しかった。

 

焼肉にツラレタわけではないけれど、地方暮らしもなんだかいいかも、と思った夜でした。

 

 

 

 

 

 

恋多き、バイセクシャル

異性、好きですか。

私は好きです。女なので、かっこいい男の人が大好き。

でも、かわいい儚げな女の人も大好きです。

 

私はストレートからバイセクシャルになった。それで、同性のパートナーと生きていくことにしている。なぜそうなったか、今までを振り返って書いていこうと思う。

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バイセクシャルとは何だろうか、と自分がその立場になっていても未だにぼんやりしている。最近はLGBTQなどと言い、性の分類はどんどん増えていき、市民権を得つつある・・と思う。

 

私はそういった人達の中に入ると、「元ノンケ」という分類になるようだ。

ノンケとは、つまりストレートの人のことで、世の中の大多数の、いわゆる体と性の意識が合っていて、かつ異性が好きという人達。

 

私も元々は「ノンケ」だった。

男性が大好き。私の好みは顔ではなくて、生き方がカッコイイ人が好き。

独立して起業している苦労人なんかがTHE・マイタイプ。

20代の時には、モテの黄金期がきていたので、そりゃもうたくさんの恋愛をした・・・。

 

けれど、ある一人の女性と出会い、恋をした。

 

それが現在一緒に暮らすパートナーで、普通に愛し合っている。

(出会った頃ほどの熱々ではないけれど、まあそれも、普通の男女カップルと同じです。)

パートナーのぴーさんは、バリバリのレズビアンで、見た目もボーイッシュな人。

そういう人たちの言い方でいうと、「ビアンでボイ」(レズビアンで、ボーイッシュな見た目の人)もしくは「中性」という。

職場でも堂々とカミングアウトをしていて、不思議な雰囲気を持った彼女と仲良くなり・・・、まあアレコレあって、カップルになったわけです。

 

で、晴れて私は「女の子と付き合う女の子」になったわけだけど、じゃあ男の人に一切そういう感情を持たなくなったかというと、決してそういうわけではない。

 

素敵な男の人にちょっとイイ雰囲気を出されたり、嬉しくなるような言葉をかけられるとホワッとピンク色の気持ちになるし、好みのタイプの人を見ると嬉しくなる。

まあピンク色の気持ちになったり、嬉しくなったところでパートナーのぴーさんがいるので、ナニかが起こる、ということではないんだけど、やっぱり私は男の人「も」好きなんだなーと実感するのである。

 

そしてさらに、不思議なことに、同性のぴーさんと出会ったことで、なんと私は同性にも同じようにピンク色の気持ちを持つようになったのである。

街行くかわいいタイプの女の子を見ると、「かわいいなあ」と思ったり、一緒にご飯を食べている妄想をしたりしてしまう(もちろん、妄想だけです)。

 

ちなみに、よく友人がゲイやレズビアンだったとわかった瞬間に、「もしかして俺/私のことそういう目で見てるんじゃ・・」なんて思うストレートの方もいると聞きますが、はっきり言ってありません。あんまり思い上がらないでいただきたい。そして、私たちマイノリティは色情魔ではない。

今や男女、地球上の全ての人類が恋愛対象になった私とはいえ、タイプってものがあります。よって、こちらが何もなく接しているうちは、その人に対してそういう気持ちを持つことはありませんので、ご安心あれ。

 

さて、今もお伝えしたように、私は「地球上全ての人類が恋愛対象」になったわけである。もちろん今もぴーさんが大好きで、一緒に暮らしてはいるが、自分が女の子と恋愛対象になった時に感じたのは不思議と、「自由だー」という気持ちだった。

 

当時私は26歳くらいだったと思う。

そろそろ結婚する相手を見つけなければ、と思っていたし、仕事をするにも何をするにも、「そのうち結婚して、子供が生まれたら仕事も一度休んで子育てするんだわ」と思っていた。だから、何だか数年先の予定が決められているようで、自分の人生が自分の選択によって自由に選べるということを忘れてしまっていた。

加えて、身近にイイと思える男性がいなかったこともあり、「早く出会って、早く結婚して・・」と焦っていた気持ちもあった(田舎出身なので、結婚志向が高かったのです)。

 

それが、ぴーさんと出会い、ずっと一緒に生きていきたいと言われた時に、何だか視界がブワッと広がった感じがした。

 

レールに乗らなくてもいい。結婚も、自分の選択で決めればいい。自分の一緒にいたい人と、一緒にいたい時に好きなぶんだけ一緒に居ればイイ。

そんな自由を手に入れたような気がして、ネガティブなことは全く感じなかった。

 

今はもうその出会いからかなり経って、自分がマイノリティーになったことでのデメリットも少しだけ感じている。

例えば、両親にまだカミングアウト出来ていないこと。

周りが子供を育てている中、私たちには自分の血をつなぐ子供を持つことが出来ないこと。

結婚が出来ないこと。

 

そんないくつかのデメリットは思いつくし、そのデメリットを少しでもなくしていくために努力されている団体の方々がいるのもよく知っています。

 

でも、私にとってあまりそれらは重要ではなくて。

やっぱり、今までたくさんの男性・女性を見てきた中で、一番好きだと思えるパートナーと一緒にいられること、そしてその選択肢を「自分が選んだ」こと。

そういったことに、なんだかすごく満足しているのです。

 

今のところは、ずっとずっと今のパートナーと老いていきたいけれど。

もしかしたらこれから、すっごく悲しい別れがあって、私は男性とやっぱり結婚して子供を産むかもしれないし。もしくは他の女の子と付き合っていくかもしれないし。

 

でもやっぱり、その時も「選択肢の中から、自分が選んだ」と自分の人生に満足できるだろうと思う。なんてったって両方OKなんだから、その選択肢は多様だ。

 

恋多きバイセクシャル。そんな自分に変われてよかった。

 

へっぽこな自分を晒していこう

 

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ここ最近、昔大好きで買い集めたエッセイ本などを寝る前の読書の時間にパラパラと読んでいる。

社会人になってからは、「意識高い系」に完全に成り果てていた私。成り果てた、なんて失礼な言い方ですね。でもソウイウ人たちって、自分はすっごく楽しいんだけれど、某お笑い芸人さんがそのモノマネで笑いをとっているように、周りから見ると何だかちょっと面白いですよね(やっぱり失礼)。

 

そして、心持ちだけは「意識高い系女子(笑)」だった私は、「読書で自分を高める」なんて思っていたから、それはそれはたくさんの「意識高い系」の自己啓発本を読み漁った。そして影響を受け、私の意識はさらなる高みに駆け上がっていった・・・。

 

自己啓発本の良いところは、やる気やモチベーションがあがること。突き詰めると、すべてのそういった本は「行動しなさい」の本質に尽きると思う。マネープランや働き方、生き方、考え方などたくさんの本を読んだが、あらかたすべての本を読み終わった時に感じるのは「行動しなきゃ」という焦り。

 

こうなるとネガティブに作用してしまうのが卑屈な性格を持つ私の悪いところで、「そうはいったって、すぐには人間変わらんわ」とお煎餅をボリボリ食べながら思い、

と思いつつも行動に移した輝ける人をツイッターでフォローし、その人の「意識高い」発言や日常を垣間見ては、「なんて私はダメな人間なんだ・・・」と落ち込むばかり。

 

その点、エッセイ本はいいですね。

 

とっても気軽に読めてしまうし、筆者の何だかおとぼけな失敗談や、本にするまでもない些細な日常など、とても親近感を持って、純粋に本を読むことを楽しめる感じ。

「読書して情報や知識をインプットするぞ!」という意気込みもなく、読書をするということ自体を楽しんでいます。

 

そうなると考えるのが、趣味である、このブログでの私のあり方。

 

今まで、「せっかくブログをやるならちょっとしたお小遣いになればいいな〜」と思い、そして「お小遣いにするには、有益な情報を読んでくれた人にあげれたらいいな」なんて考えになっていた。

たくさんの「意識高い系」のブロガーさんたちのツイッターやブログを読み、「よっしゃ、私も有益な情報でPV稼いで資産にするぞ」(←今思えば、ちょっと面白い)と意識をぐんぐんぐんぐん高めていた。

 

でも、それは、思い上がってんな。と、少しづつじわじわと気づいていった。

 

何かを一生懸命学んだわけでもなく、夢を強く追いかけているわけでもなく、意識が高いだけで人に話せるような行動に移せているわけでもない私。

33歳の、人から見たら何となく生きているけれど自分なりに頑張っている私。

 

そんな私が、自分が影響を受けているような「キラキラ輝く意識高い人」のやり方をそっくり真似ようとしていたのだから、そりゃ無理だわ。

 

ブログを書こう、と思うたびに、書くネタがない、誰かに教えられるような知識や体験を持っていない自分にがっかりしながら、でも表向きは人からよく見られたい性分が出て「教えてあげますよ〜」スタンスの謎ブログを続けてきたわけですが。

 

もうやめようと思います。

これからは、ありのままの自分を、飾らずに書いていきたい。

 

本当の私は、33歳の、まあまあ見た目はいいけど、小デブの卑屈な女。

自己評価が低くて、他人の目線を気にしながら生きている、でもそんな自分を克服していきたい、短い手足を動かしてもがいている最中です。

 

そんな私の考えていることや、本当に実感したこと、思ったことなどを少しづつここに書いていけたらいいな。そして、少しの共感してもらえる人達に、読むこと自体を楽しめる、そんな文章を目指していこう。

 

こんな考えに至り、ブログの方向転換を考えたきっかけの一つとして、つい最近、慕っていた大好きな方が亡くなったことがあると思う。

 

田舎に住んでいるおじいちゃんであるが、とにかく飾らない人で、それでいて魅力が溢れていて、誰でも1度会えば大好きになってしまうような、天下の人たらしのおじいちゃん。

「ヘッヘッヘー」と悪い子供のような顔で現れて、いつも自分の気分に正直で。足りないところは素直に周りに頼って、周りの人が足りないところもそのまま受け入れるような、そんな自然な人。

会社の人間関係にささくれだって、ひねくれていた私もそのまま受け入れてくれて、何度も美味しい田舎の定食屋さんやお寿司屋さんに連れていってくれた。。。

しょうゆ味の不思議なお好み焼き。

地元の渋いマスターが一人でやっている珈琲屋さん。

「俺はもうあんまり食べられんから」と、好きな数の子のお寿司の一貫をくれて食べた、あの田舎の夜。外では虫が鳴き、少しだけ飲むビールの味。柔らかい光の店内の時間がゆっくり流れていた・・

 

忘れません。

 

あまり最期は会えなかったけれど、離れて暮らすおじいちゃんが亡くなったようで、本当にいなくなったのか、まだぼんやりと受け入れられていないような感覚。まあでも、きっと近くにいるよね。

 

おじいちゃんのような人になりたいと、ささやかながら憧れを込めて、

これからは、少し素直に、そして前向きに、欲張りにいたいと考えています。

 

というわけで、有益な情報はきっと何も書けませんが、へっぽこで卑屈な私なりに、でも前向きに少しづつ、自分の素直な姿を書いていきたいと思います。

今まで読者登録してくださった方・読みにきてくださった方に感謝しつつ。

では・・・。

 

簡単にわかる*「エッシェンシャル思考」の10文字まとめ

書籍が人気で、漫画版も出版されている「エッセンシャル思考」を読みました。10文字で要約して、学んだことをまとめておきたいと思います!

「エッシェンシャル思考」を読んだので、自分への覚書として、内容を10文字でまとめます。これから読もうか迷っている方の参考になれば幸いです。

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*「エッセンシャル思考」とは

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

グレッグ・マキューン著 2014年

12万部突破!のロングセラー

全米ベストセラーの邦訳!

Apple、google、facebook、twitterのアドバイザーを務める著者の

99%の無駄を捨て1%に集中する方法!

 (日本版帯紙コメントより)

これが日本でも評判となり、漫画版も出版されています。 

 

 

本のタイトルにもなっているように、「最少の時間で効果を最大にする」のが「エッセンシャル思考」という「思考法」で、その考え方や、主に仕事に置いての実践方法が書いてある本です。

日本人もにこれがヒットし、私はとあるインフルエンサーの方がツイッターで書いているのを見て購入し読みました。1度読み、なんとなく流し読みになっているような気がして再度2回目を読み、ようやく本の中身が自分の中でしっくりきたような感じがしたので、まとめるためにこの記事を書いています。

 

*10文字でまとめると「ミニマリズムの実践」

10文字でまとめるには少し難しい内容だったと思いますが、でも私の頭で覚えていられるのはこれくらいの短いまとめなので、批判覚悟でやってみました。

作中の中に、「より少なく、より良く」という言葉が多用されていたので、それと迷いましたが・・・あえて自分に落とし込むとしたら、10文字まとめは「ミニマリズムの実践」かなと結論。

 

エッセンシャル思考10文字まとめ=ミニマリズムの実践

 

*読んで学んだこと・思ったこと

作中では、著者自身、もしくは今まで出会った例を多く紹介しながら、「無駄なことを切り捨て、本当に大切なことを見出し、最大の結果を出す」という思考法について語られています。

途中まではフムフム・・これがエッセンシャル思考の考え方かあ・・・と読んでいたのですが、後半に入りじっくり反芻しながら読んでいくと

「あれ、これって今流行りの”ミニマリスト”の考え方を仕事に活用したものでは?」と思ったのです。

ミニマリズム (: Minimalism)とは、完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル(様式)[1]ミニマリスムとも表記される。「最小限主義」とも。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ミニマリズム

ミニマリズムとは、表現様式のことを元々指すようですが、現代の日本における「ミニマル思考」とは、生活スタイルや思考法などを意味していることの方が多いと思います。ですがこれはあくまでもインテリアや生活スタイルを指しているのであって、仕事の面で「ミニマリズム」や「ミニマリスト」の言葉を使用することはあまり無いですよね。

つまり、私たちの気質として

「インテリアや生活様式=プライベートでコントロールが効くもの

「仕事=顧客や上司、企業のためのものでコントロールが効かないもの

というイメージがあるのでは無いかと思います。

ではなぜ「顧客や上司、企業のためにコントロールを効かせる(つまりミニマル化する)ことができないのか?」というと、

「仕事のミニマル化=業務利益に関わる」という恐れがあるからだと思います。

 

無駄な残業、意味のない飲み会や付き合いなど、本当はいらないな?と思っていることも、上司から「これは会社の利益に関わるから」と言われ、会社の文化がそうなっていると「いや、これをやめた方が利益が上がります」と言える若手の社員はなかなかいないのではないでしょうか。(言えないような雰囲気を作っている会社が多い、という意味合いです)

 

しかしこの著者は、そのような「意味のない」こと、もしくは「少ない利益しか生まないもの」は全てやめて成功している人をたくさん紹介しています。

そして本当に大切な「莫大な利益をもたらす可能性があり、軸になりうるもの」に一点集中した方が良い・・・。

これがつまり著者の言う「より少なく、より良い」であり、私はこれが「ミニマリスト」の考え方に通づると思ったのです。

 

持つものをより少なく、より良くするように、

仕事もより少なく、より良くしていく。

 

とてもシンプルで、自分にとってもわかりやすいと思いました。

 

*こんな人に読んでほしい!

この本のレビューを読んでいると、「とても気持ちが楽になった」とか、「実践して生きやすくなった」と言うコメントが多く見られました。

私は正直そこまでは感じなかった(失礼)けれど、この本によって人生を影響される方もたくさんいるのが事実です。

 

個人的には、社会全体のことを考えると、私たち20〜30代の世代というよりも、もう少し上の世代の方に読んで見てほしいなーと思いました。

私の務める会社の、中堅〜上層部の年代のおじさまたちは、たくさん働きすぎているような気がするのです。たくさんのプレゼン、会議、データ作成、報告、などなど、「それは私たち下の者でもできるのでは・・」と思うようなことも、全部抱え込んで仕事をしていて、多分オーバーワークです。

大きな利益をもたらすイノベーションが生まれるような余裕はなく、毎日残業に追われ、憂さ晴らしに飲み歩いているのを見ると、なんだかとても辛い気持ちになります。

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「そんなこと若造に言われたくない!」と思う方がいらっしゃれば、そんなあなたにぜひ読んでほしい本です笑。

 

また、忙しすぎて毎日にゆとりが持てない方にもオススメ。

実際に「どうやって減らすか」の実践マインドにまで言及されているので、きっと「読んでよかった」本になると思います。

 

他の方のレビューや詳細はこちらから・・・。 

 

 

元々「ミニマル思考」が好きだった私にとっては、「まーね」って感じの内容だったかな・・。でも忙しくなって視野が狭くなりそうな時は、もう1度読み返してみようと思います!

 

合わせて読んでほしい、関連記事

*私のミニマリストへの道。色々考えて実践中。

www.nimako.work

www.nimako.work

www.nimako.work

 

 

大人のための、おしゃれでナチュラルなボードゲーム*PYLOS(ピロス)

(一緒に暮らすぴーちゃん) なんか「頭使う、ちょっとした勝負」したい時あるよね〜。お風呂の順番決めたり、家事分担したりする時。なんかいいのないかな?

うーん(ネットで検索)・・・あっ!これ良さそう、可愛い。買って試してみよう。 

こんな経緯から始まって、今や我が家(大人二人暮らし)の一大娯楽となっている、大人向けのおしゃれでナチュラル、且つ頭を使う一押しの「ボードゲーム」のご紹介です。

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*おしゃれなボードゲームは数少ない

何気なく調べはじめた私ですが、一度調べ初めてみると「ボードゲーム」の種類の多さにとても驚きました。日本製のもの、海外製のもの・・いろいろありますが、ただどのゲームも購入する気になりませんでした。

なぜなら「インテリアに合わない」から。

ボードゲームをやるのは、主に自宅です。自宅は北欧風、ナチュラルテイストで揃えているので、その雰囲気に全く合わないものが多かったのです・・・。

数少ないおしゃれなものになると、今度は難易度が低かったり、子供向けだったり。

「おしゃれで大人が楽しめる、頭を使うボードゲーム」はなかなか無いんだな〜と驚きました。

おしゃれかどうかは置いておいて、私の遊んできた面白いボードゲームはこちら(画像クリックで詳細)

ブロックス。シンプルで何度でも遊べる有名ゲーム

パンデミック。珍しい協力型ゲーム、ルールがやや複雑

 

キャットアンドチョコレート(カード)。コミュ力必要

 

*おしゃれなゲーム「PYLOS(ピロス)」のおすすめポイント2つ

そんなこんなでいろいろ調べていき、「これだ!」と思って購入したのはこちら、「PYLOS(ピロス)」

 

おしゃれでナチュラルな見た目に加え、これを選んだ理由は2つあります。

①金属や紙を使わず、ゲームが全て「木」で出来ているから。

②ルールが簡単だけど奥深いから。

ゲームを遊びながら、その理由をシェアしていきます。

 

これがピロスの外箱。シンプルでいいですよね・・!

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 開けると・・

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こんな感じの木の板と説明書、布の袋の中には木のボールが入っています。

この時点で既に木のいい香り。釘や金属の部品は一切ないので、劣化したり、危ないことがありません。

ロゴがそっと入ったボードは木のボールがぴったり収まる大きさ!

無駄のないデザインがとてもイイです。

 

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こちらがゲーム開始のためにセットした状態。木のボールは変に加工されておらず、裸の木がツヤツヤ気持ちいい手触りです。子供の積み木のよう。

 

白ボールと黒ボールに分かれて対戦です。(2人で戦うゲームです)

簡単にルール説明をすると、「交互にボールを配置していき、ピラミッドを作る。ピラミッドの頂点をとった方が勝ち」というシンプルゲームです。

細かいルールは2つだけで、「四角形を揃えたら2個戻せる」「四つ揃ったら新しくボールを使わずとも、ボード上のボールを上に上げてもいい」というもの。

つまり、「自分の玉を節約して取っておけた方が勝ち」ということです。

わかりにくいと思うので写真で解説します!

 

①こんな感じで順番にボールを置いていきますが、このボードの左下部分。白いボールが固まっています。

ピロスのルールとして、「同じ色で四角形を作ると自分の玉を2つボードから戻していい」というものがあります。だから、次の白のターンで四角形が揃うとボード上の玉を2つ戻していいことになるので、かなり黒は不利になります。

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 ②当然、黒は自分のターンで白の四角形ができるのを阻止します↓。

色はミックスとはいえ、これでボード上に「四角形」が出来ました。

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③四角形ができると、新たに自分のボールを使わず、「ボード上にある自分のボールを四角形の上に乗せて自分のターンを終える」ことができます。黒はこれで1ターン分、ボールを節約できました。

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こんな感じで順番にボールを積み上げて、ピラミッドを作っていきます。

お互いのボールをちょうど使い終えると、ボード上にはピラミッドが出来上がります。

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この場合は白が最後にボールを頂点に置いたことになります。

白の勝ちですね!

 

見ていただいた通り、ルールはいたってシンプルです。

ですが、最初の1個から「2手〜3手先を読む、心理戦」が必要になり、大人2人で十分に楽しめるゲームです。

そしてシンプルが故に、ゲームに飽きずに何回でも遊び続けられます。

 

*おしゃれで奥深い「PYLOS」の値段、購入先

私は店舗ではこのゲームを見かけたことがなかったので、通販で購入しました。 

 

楽天で3000円ちょっとでした。

十分元は取れるほど遊べているので、私もぴーちゃんも大満足です。

シンプルだけどハマるゲームって、きっとこういう感じだよね。最近はPCゲームが主流だけど、目も疲れないし、こういうのいいよね。 

楽しいよね〜。買ってよかったね!また他のボードゲームを購入したら、レビューします。 

 

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